いやな頭痛。すっきりさせてイキイキ過ごす!

 

こんにちは。カラダシルプロジェクト運営事務局のサキコ@クリニック勤務です。

前回は、私のクリニックに、千代田区のIT企業に勤めるれいこさんがやってきました。頭痛に悩むれいこさんに、頭痛に関する情報や減らし方をお伝えしました。

今回は、病院へ行くときの準備やお薬の飲み方をれいこさんにお伝えします。

片頭痛にNGな飲みものって?

「れいこさんはアルコールも飲みますか?・・・そうですか。」

片頭痛は、アルコールが原因になる場合も。お酒を飲んだ後に頭痛が起きやすい方は、飲み方にも注意※1

「え、赤ワインが一番好き?赤ワイン、美味しいですよね。」

でも、赤ワインはもっとも片頭痛を起こしやすいアルコールとされています※4!体調をみながら、量をコントロールしてくださいね。

頭痛薬ってどうなの?

「ちゃんとお薬の処方しますよ、我慢せずに飲んでくださいね。」

頭痛には重大な病気が隠れている可能性もあります。「これぐらいは大丈夫」と決めずに病院に行って症状に合った頭痛薬を処方してもらいましょう。

「いつも市販の痛み止めを飲んでいるんですね・・・」

頭痛薬が習慣化してしまっている場合、そのお薬が頭痛の原因となることもあります(薬物乱用頭痛)。注意してくださいね。とくに、月に10回以上頭痛薬にお世話になるようなら、またクリニックにきてくださいね。医師のもとで薬の選びかた、服用方法の指導を受けましょう※1。

病院に行くときは、月経周期と頭痛が起きるタイミングを伝えられるようにしておきましょう。他にも頭痛の前兆があったか、どの辺りがどんな風に痛いか、どの時間帯に痛むかといった情報を準備していくと、症状にあったアドバイスがもらえますよ※1。

 

監修:

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士

2001年、大阪大学医学部卒、川崎医科大学講師、ロンドン大学病院(胎児超音波部門)留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。

主な著書に、「産科女医からの大切なお願い:妊娠・出産の心得 11か条」(無双舎)、「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)などがある。

参考資料:

※1  やさしい頭痛のはなし 日本脳神経外科学会