不安と負担を抱える日々のなかで自分のメンタルを守るヒント、今回は新型コロナウイルス感染症のホント・ウソです。
コロナ禍でメンタルを守る 【第1回】自分を労わる、WHOのアドバイス
コロナ禍でメンタルを守る 【第2回】親として、高齢者、精神疾患
コロナ禍でメンタルを守る 【第3回】新型コロナウイルスのホント・ウソ
大規模な接種が進むと(悪い)うわさが増えていきます
ワクチンの接種者が増えていくと、ワクチンの効果だけでなく有害事象への関心も高まることが知られています。また、ウイルスは一定の頻度で姿かたちを変えますが、それに対応するためには準備、検証のための時間が必要です。その間は不安を募らせないように、そしてうわさ話しに不安ばかりがあおられてしまわないようにできるだけ正確な基本情報を今から身につけておきましょう。
新型コロナウイルスのホントとウソを確認しましょう
WHO(世界保健機関)が公表している資料※1をもとに、新型コロナウイルス感染症やワクチンにかかわるホントとウソをご紹介します。
1)新型コロナウイルス感染症はこういうもの!(他のウイルスは違う性質を持つ場合があります)
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- アルコールで消毒する際に共有ボトルに触れても感染しません
- UV(紫外線)ランプは手などの消毒には使いません
- 他のワクチンを接種しても、新型コロナウイルス感染症の予防にはなりません
- 運動中はマスクをすべきではありません
- プールの水では感染しません
- ニンニクや香辛料で予防はできません、まして飲酒は予防どころか健康リスクがあります
- イエバエや蚊によって感染が広がることはありません
- 消毒液や漂白剤はものを消毒するために使いましょう。空中に撒いたり、飲んだりしてはいけません
- 抗生物質は新型コロナウイルス感染症を予防したり、治療したりできません
- 温浴では新型コロナウイルス感染症を予防することはできません
- 10秒以上息止めができても新型コロナウイルス感染症ではないと言えません
- 5G回線経由でウイルスが感染することはありません
2)新型コロナワクチンはこういうもの!(他のワクチンは違う性質を持つ場合があります)※2
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- 新型コロナワクチンの成分は安全なものです
- mRNAワクチンは他のワクチンと同じくらい安全です
- ワクチンが原因で不妊になるという科学的な根拠はありません
- ほとんどの場合、ワクチンの副反応はないか軽症です
- ワクチン接種で、自分自身だけではなく周囲の人も守ることができます
- 感染するよりもワクチンで免疫力をつけるほうが効果的です
- ワクチンを接種しておいても感染することがありますが、軽症で済むことが多くなります
- 接種の後も、感染予防策を継続しましょう
参考文献:
※1 WHO「Coronavirus disease (COVID-19) advice for the public: Mythbusters」
※2 WHO「COVID-19 advice for the public: Getting vaccinated」
※2021年8月月現在の情報を参考に作成しています。
作成:Health Amulet編集部
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