コリを放置すると頭痛になる?今日からできる予防と対策

 

こんにちは。カラダシルプロジェクト運営事務局のサキコ@クリニック勤務です。

クリニックにやってきたれいこさん。前回は肩こりからくる頭痛にも悩まされいるというれいこさんに、肩こりを軽くするストレッチや予防法などをお伝えしました。

ステイホームで起きる「緊張型の頭痛」!どんな対処法がある?

 「れいこさんは、ステイホームで肩や首のコリがひどくなったんですね?」

 ステイホームにより、同じ姿勢で座ることが多くなり、肩や首のコリがひどくなったというれいこさん。基本的なセルフケアはさきほどご紹介したとおり。家の中ならではのケアとしては、入浴や蒸しタオルなどで肩を温めることも効果的※1。あとはテレワーク中でも、上半身のストレッチや、軽い散歩などの運動をはさむことで、ステイホームによる肩や首のコリを解消しましょう。

 

四十肩、五十肩といった病気も。単なる肩こりととらえず、受診したほうが良い場合もある?

 肩にコリを感じるだけではなく、肩が上がらない、突然痛みが出てきたという場合は病院へ四十肩や五十肩といった病気が隠れていることもあります。

肩の痛みは、髪を整えたり服を着替えるなどの日常生活を難しくすることも。ひどい時は肩が動かなくなってしまうので、放っておくのは危険!

病院では、アームスリングなどで肩を安定させたり、鎮痛剤の内服、注射などをおこなう場合もあります。

普段からよく肩をつかう人や長時間同じ姿勢をとりがちな人は特に気をつけて。四十肩や五十肩の予防のためには、痛みがない時から肩を動かすことが大切。肩まわりを動かすストレッチを意識的にとりいれましょう※2。

監修:

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士

2001年、大阪大学医学部卒、川崎医科大学講師、ロンドン大学病院(胎児超音波部門)留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。

主な著書に、「産科女医からの大切なお願い:妊娠・出産の心得 11か条」(無双舎)、「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)などがある。

参考資料:

※1 「肩こり」 公益財団法人日本整形外科学会

※2 「五十肩(肩関節周囲炎)」 公益財団法人日本整形外科学会